#003b 陶磁器用電気炉の搬出・搬入作業（その２）
「#003a 陶磁器用電気炉の搬出・搬入作業（その１）」
で電気炉を設置した家屋に、
別の電気炉を搬入、設置します。
こちらの電気炉は、別の家屋内に設置
されているため、搬出作業から開始します。
まずは油圧ジャッキを使用して、電気炉を台車に載せます。
ゆっくり慎重に台車を操作して、家屋の
外まで搬出します。
家屋の外まで搬出が完了した時点で、
台車からハンドリフトに電気炉を載せかえます。
次は家屋の敷地内から一般道路まで
電気炉を搬出します。
周囲の壁や建物に電気炉が接触しないように、慎重にハンドリフトを操作します。
また、今回の作業では家屋の敷地内から 一般道路までの搬出経路が傾斜している
ため、電気炉の自重で搬出操作が難しく
なる恐れがありました。
そこで、「チルクライマー」を使用して
電気炉の本体を牽引しながら搬出する、
という方法を採用しています。
これが「チルクライマー」です。
電気炉の移動に合せて、牽引する力を
調節することが可能です。
今回の搬出経路は、一般道路に出る
直前が最も狭くなっています。
幅員の減少に合せて、搬出速度を緩めて
慎重に搬出していきます。
幅員が狭くなるばかりではなく、経路の
地面にもいくつかの段差が存在するため
電気炉が傾いて壁や建物に接触しない
ように経路を確認しながら搬出していきます。
一般道路との境界にある段差には、スムーズに搬出するための仮設スロープを
作成、設置しています。
電気炉を設置する家屋まで、一般道路を移動します。
この際、周囲の交通状況などに注意しながら輸送していきます。
設置する家屋内に作成した仮設の搬入経路までは、
ユニック
を使用して電気炉を運搬します。
再度ハンドリフトに載せ、
「#003a 陶磁器用電気炉の搬出・搬入作業（その１）」
で作成、設置した仮設搬入経路上を移動します。
搬入経路上の電気炉が傾いたり、家屋内
の壁や柱と接触しないように慎重に搬入します。
設置位置に間違いが無いことを確認して
搬入に使用した油圧ジャッキを取り
外せば作業完了です。
※こちらの作業は、あくまでも一例です。
搬出入が難しいと思われる場合でも、対応可能な場合がございます。
是非一度ご相談ください。
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